皆さんこんにちは!
諏訪ショールームの市田です。
先日、刀のメンテナンスをしました。
13年ほど使っている刀ですが、刀身は新品同様の美しさを保ち続けています。
ちなみに、こちらは本身ではなく居合実践刀です。
観賞用の模造刀とは違い、刀身以外の拵えは本身同等。丁寧かつ慎重に分解していきます。
刀身に刀油を塗布し、薄くのばしていきます。
この時に目釘と呼ばれる竹製の釘を水に浸しておきます。目釘が乾燥すると痩せて緩くなり、目釘が抜けてしまうと刀身が抜けて飛んで行ってしまうので大変危険です。
綺麗になりました☺
樋の部分までピカピカです!
巾木や切羽にも緩みが無いか確認し、調整していきます。
長年使っているせいか、巾木は擦り傷だらけです・・・。鞘も少し緩くなってきたので調整していきます。
よく、時代劇等で刀を握りなおす際に『カチャン!』と良い音がしますが、あの音がするのは各部が緩んでいたりきちんと納まっていない事が原因で金属同士がぶつかりあっている音なので本来は望ましくない状態です。
その状態の刀を振ってみると、力が逃げて振りにくいですし、切れる物も切れません。
刀同様、お家もきちんとしたメンテナンスをすることで長持ちさせる事が出来ます。
換気システムのフィルターや、水回りのお手入れ、引き戸やサッシのレールや戸車など、きちんとメンテナンスをしていると故障のリスクも減りますし物自体も長持ちします。
外壁やコーキングも、昔と違いとても長持ちしますが必要に応じてトップコートの塗り直しやコーキングの打ち替えなどのメンテナンスが必要です。
長く快適にお住まい頂くためにはとても大切な事です。
建具や水回り製品などの定期メンテナンスは、お引渡しの際にお渡ししている取り扱い説明書に記載があるので、ぜひご一読ください!