信州の秋。寒暖差が激しく野山が美しく色づく季節。自宅のお庭でもこの美しさを体感したいもの。今回はそんな季節にぴったりの紅葉のきれいな庭木たちをピックアップ!
中~高木
【イロハモミジ】
言わずと知れた紅葉の王様。花の後にはプロペラのような面白い形の実ができます。半日陰にも耐え、一本立ちだと成長が早く巨木となるので、株立ちで植えたい木です。
【ハウチワカエデ(コハウチワカエデ)】
・同じくモミジの仲間。秋に「黄葉~紅葉」へ移り変わるのが楽しい。陽射しが強すぎる場所では葉焼けが起きるため、半日陰程度の場所がよいとされます。
【ナナカマド】
秋の紅葉や赤い実が色鮮やかで美しく、初夏に咲く花も純白できれい。冷涼な地を好むため信州にもよいが、樹皮には独特の臭気があるのが好みの分かれるところ。
低木
【ドウダンツツジ】
紅葉する低木の定番。寒暖差が大きい信州でははっきりと鮮やかに色付き、春にスズランのようなベル型のかわいい花が咲きます。耐寒性、耐暑性があり、乾燥や病害虫にも強い。管理が楽そうです。
【ニシキギ】
・紅葉の美しさが「錦」に例えられる、鮮やかな紅に染まります。古い枝の周囲にコルク質の「翼」ができます。病害虫に強く、管理は楽。日向の乾燥地を好む。日陰にも強いが紅葉ぼやけることもあるそうで、植える場所の選定に注意です。
他にも、公園でも見かける【ハゼノキ】や、【カツラ】【イチョウ】【シラカバ】などの黄葉が美しい木がたくさんあります。ただしそういった樹木は成長すると樹高も高くなり、植えるスペースには要注意です。みなさん検討するにしても来年の春に植え付けるのが基本となります。検討するときにはぜひ園芸店でいろいろ質問してみましょう。